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高騰の発端

原油価格が本格的に高騰を始めたのは、2004年になってからと言われています。

これにはいくつかの理由があります。

例えば、2004年にはサウジアラビアの石油関連施設でテロが発生したり、ハリケーンによってメキシコの石油関連施設が機能を停止したりと、ネガティブなニュースがまとめて訪れたというのも、大きな要因のひとつでしょう。

ただ、一番の要因は、やはりアメリカのガソリン価格高騰でしょうか。

アメリカのガソリンは、環境問題の観点から、有鉛ガソリンから無鉛ガソリンへの転換を行っていました。

ところがその際、無鉛ガソリンへの転換のために必要なMTBEが貯油タンクから漏洩し、地下水を汚染してしまうという事件が発生してしまいました。

これを機に、MTBEのガソリンへの使用が禁止され、各施設その対応に追われ、ガソリンが不足する事態になってしまったのです。

これによって、ガソリンの供給不足が起こり、価格が高騰したようです。

こういった事件が起こる事で、原油価格が急激に高騰し、そのニュースが取り上げられる事で更に高騰が続くという事態に発展しました。

結果的に、2004年以降の原油価格の動向を大きく変動させる一因となったようです。

ただ、こういった事故が起こったからといって、それだけで価格が高騰し続けるわけではありません。

この動向の背景には、オイルマネーの高騰を狙ったマネーゲームというものも少なからず絡んでいます。

様々な要因が複雑に絡み合い、原油価格は高騰していったのです。

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