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SPR問題

原油価格高騰の一因としてあげられているのが、SPR問題です。

SPR(Strategic Petroleum Reserve)とは、戦略石油備蓄の事を指します。

つまり、何らかの危機に備え、石油を多めに備蓄しておくというものです。

アメリカは、9.11テロ以降、このSPRを重要視し、7億バレルに増強していました。

そして、このSPRが、原油価格高騰の一因となったのです。

SPR問題というのは、簡単に言えばこの備蓄によってほかの需要が吸い取られることに起因する問題です。

原油には限りがありますし、その限りあるエネルギーをアメリカがより多く買い取ったことで、市場全体の需給バランスが崩れてしまったのです。

アメリカの政策によって、石油市場の動向に大きな影響が生まれたということになります。

とはいえ、テロによって培った教訓を無視するわけにもいきませんし、ないがしろにもできません。

そう考えると、この政策は妥当な判断ですし、それによって市場が乱れるのも致し方ない部分ではあります。

ただ、時期的に丁度原油価格の高騰の原因となる他の要素と重なってしまったため、結果的に原油価格の動向を大きく揺さぶる事になってしまいました。

SPR問題には、様々な論議が今もなされており、エネルギー需給に対しての公平性の問題、危機管理の観点など、あらゆる面で折り合いをつける事が難しい事態となっています。

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