原油価格高騰の背景には、常に世界情勢の動向による要因というものがあります。
例えば、テロなどが特に大きな外因となります。
2004年、原油の産地としては圧倒的なシェアを誇っているサウジアラビアでテロが発生しました。
それも、石油化学施設の事務所がテロの矛先となってしまったのです。
それまで、石油関連の施設を狙うテロというのは、タブーとされてきました。
しかし、それが実際に起こった事で、一気に原油に対しての見方も変わってきました。
つまり、原油はテロの要因を作るという事が世界全体に認識されるようになったのです。
このテロ発生による、国際石油市場への影響は計り知れないものがあり、原油価格は凄まじい勢いで高騰しました。
これは、今後テロによって原油の供給がストップするのではという懸念によって起こった高騰です。
これ以降、テロの動向に対しての注意、関心は大きく増大したと言えるでしょう。
こういった社会的情勢以外にも、自然災害による原油価格の高騰もありました。
例えば、同年度のハリケーン「アイバン」による被害です。
このハリケーンによって、メキシコ湾周辺の石油積み下ろし施設が機能を停止し、その結果原油の供給が大幅に制限され、価格が高騰したという事件がありました。
石油を扱う施設が自然災害によってダメージを受けるというのは、石油市場に大きな影響を与える事に繋がるのです。
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